新大塚店 店長 中山 裕輝さん
転職の決め手は採用担当者の熱意。ラーメン屋の店長から新天地で力試し。
私の前職はラーメン屋の店長。不動産会社の事業部門のひとつとして立ち上げられた店で、従業員2~3人で回せるような小さな店でした。ピザハットに転職したのは2020年6月。きっかけは、コロナ禍で給与が下がったことでした。ちょうどそのころは、先の見えないコロナ禍に突入し、世の中が大きく様変わりしはじめた時期。そんな変化を体感しながら転職活動をするにあたって、これからの時代にはどんな業種が成長するのだろうかと考えてたどりついたのがフードデリバリー業界でした。なかでもピザハットに興味を持ったのは、前職とは規模がまったく異なる場所で自分の力を試してみたかったから。
また、採用担当者の笠原さんの真摯で温かい対応に心惹かれました。応募当時、私は33歳。条件的に厳しいと思っていましたし、学歴も職歴も大したことない私に務まるだろうかという不安もありました。でもオンラインでの面接の際、前職はもちろん、学生時代の和食店でのアルバイトを含め、飲食業界での私の経験をどう生かせるかを一緒に考えてくれましたし、私が不安に思っていること一つひとつに、「それはこうすればいいですよ」とか、「あなたならこういう活躍ができますよ」と答えてくれました。それを聞いて、ピザハットなら、自分にも活躍できる場がありそうだと自信をもてたのです。
スタッフの成長を見守り、支え合い、高め合える連鎖を生み出す。
私がいま、店長を務めている新大塚店は、半年前にオープンした新店。新しい試みとして、テイクアウトに重きをおき、配達手段もバイクではなく自転車をメインにしています。今後、いわゆる郊外ではなく、新大塚店のように近隣住民が買い物に出るような町の中心部に店が増えれば、1軒あたりの配達距離は短くなりますし、自転車であれば運転免許をもっていない人でも配達できます。結果、求人の幅を広げられるうえ、乗り物に関するコストの削減にもなるんです。
また、アルバイトは全員、開店のために採用したオープニングスタッフです。つまり私以外に経験者はゼロ。新人とベテランのスタッフがいて、支え合い、高め合う連鎖ができている既存店と違い、すべてを私が教えながら、連鎖を生むきっかけにならなくてはいけません。意識しているのは、いかに私が動かないか。店長である私が現場に入れば当然、生産性は上がります。でもそれではスタッフが成長できないですし、連鎖も生まれません。みんなが自発的に動いてくれるように見守ることが店長の使命だと思っています。
とはいえ、スタッフを育てることは、ルールやマニュアルでカバーしきれるものではないので、悩みはつきません。ただ、ピザハットは、店舗間や同期などの横のつながりはもちろん、本社と店舗や上司・先輩などの縦の関係もとても良好。私は、疑問があったら答えを知っている人に聞けばいいという考え方なので、どうしたらいいんだろうとか、こうしたらいいのにと思うことがあったら、他店の先輩店長やSVにすぐ連絡しちゃいます。この良好なチームワークと風通しのよさは、ピザハットの大きな魅力です。
“ゼロイチ”をつくり出す難しさ。それが仕事のやりがいでもある。
この新店舗では、既存店同様、店長としての通常の業務と平行して、新店ならではの業務もしなくてはいけない毎日。“ゼロイチ”をつくり出すことの難しさを実感していますが、難しいからこそ面白いですし、やりがいも感じています。前職は2・3店舗と規模が小さかった分、よくも悪くも好き勝手に動けましたが、その反面、安定性に欠ける職場でもありました。ピザハットは何かあったら相談できるSVがいたり、就業規則もしっかり整っていたりと、安定性が改善しました。それだけでなく500店舗の規模なのでスピード感は前職よりも落ちるかなと思いきや、店舗での裁量は店長にあるので、意外にも前職と同じように働けています。会社のルールを守りながらも、自分の考えでプラスアルファしたり、ブラッシュアップしたりして、いかに仕事のパフォーマンスを高められるか。その自分次第の部分を意識して、仕事に取り組んでいます。いずれは、前職でつちかったフットワークの軽さと、ピザハットの店長としての経験を生かし、会社の枠を超えていろいろな方々とつながり、フードデリバリー業界全体を盛り上げていきたいと思っています。
※この記事内の所属や役職は取材当時の内容です。