Digital Transformation
DX戦略
デジタルの力で笑顔と感動を届ける
当社の具体的なDX戦略
お客様の利便性と体験価値の向上
デジタル技術を積極活用し、お客様がより快適に、パーソナライズされたサービスを享受できるプラットフォームを構築します。これにより、お客様の利便性とエンゲージメントを飛躍的に向上させ、競合優位性の確立を図ります。
従業員の業務効率化と働きやすさ向上
AIや自動化ツールを導入し、受注・生産・配達管理からバックオフィス業務に至るまで、全社的なオペレーションを効率化します。これにより、コスト構造の改善と生産性向上を実現し、従業員がより創造的な業務に集中できる環境を整備します。
データ活用と迅速な意思決定
安定かつ柔軟な社内ITシステム基盤を刷新・最適化し、全社的なデータ活用を推進します。これにより、市場の変化を迅速に捉え、データに基づいた高速な意思決定を可能とし、事業成長を加速させます。
DXを推進する組織力と人材の育成
全社的なデジタルリテラシー向上と、専門的なDX人材の計画的な育成を両輪で推進します。これにより、変化に対応できる自律的な組織文化を醸成し、持続的なDX推進の原動力とします。
DX推進体制
当社は、代表取締役社長を最高責任者とし、社長直轄の「DX推進委員会」を設置しています。DX推進委員会は、全社横断的にDX戦略の立案から実行、進捗管理までを統括。多様なアイデアを吸い上げ、推進に必要な人財の確保と育成にも注力することで、ピザハットの持続的な変革を推進してまいります。
DX人材育成
- • 全従業員のデジタルリテラシー向上:
e-ラーニングシステムを通じたデジタル基礎研修により、全社的なDX推進意識とスキルレベルの底上げを図ります。 - • DX専門人材の育成とスキル強化:
IT推進グループを中心に、ITパスポートなどの国家資格取得支援を検討・推進し、DXプロジェクトを牽引できる専門スキルを持つ人財を育成・強化します。
データ活用の取り組み
当社は、データを貴重な資産と捉え、お客様体験の革新と持続的な企業成長のために、業務のあらゆる側面にデータ活用を取り入れています。
具体的な取り組みを通じて、日本ピザハットがどのようにデータを活用して業務を最適化しているかをご紹介します。
1. お客様一人ひとりに最適化されたマーケティング活動
Salesforce製品群を活用し、お客様との接点におけるデータ活用を強化しています。
パーソナライズされた情報提供: お客様の購買履歴や行動データに基づき、最適化されたメルマガやアプリのプッシュ通知を配信。これにより、お客様に最適な情報を提供し、購買頻度やロイヤルティ向上に繋げています。
マーケティング業務の効率化: マーケティングデータの自動集計・分析により、レポーティング業務を大幅に削減。これにより、限られたリソースで戦略立案に集中できる環境を整え、マーケティング活動全体の精度とスピードを向上させています。
Salesforceの活用事例ページ:最小の負担で最大のマーケティング効果を デジタルの力で 「カスタマージャーニー」を実現
2. 統合データ分析によるプロモーション戦略の高度化
サイカの「MAGELLAN(マゼラン)」を導入し、データに基づいた効率的なプロモーションを実現しています。
広告効果の正確な把握: オンラインとオフラインの広告データを統合的に分析することで、各プロモーション施策の費用対効果を可視化。データに基づき、最も効果的な広告戦略へと迅速に調整することで、限られた予算の中でも最大の効果を追求しています。
サイカの活用事例ページ:デリバリー戦国時代、 量より質のプロモーションで差別化を図る
3. 店舗運営と顧客対応の最適化
movの「口コミコム」やNTTドコモとの連携により、店舗にまつわるデータ活用を推進しています。
正確な店舗情報の提供: Googleマップなどの外部媒体の店舗情報を一元管理し、常に正確で最新の情報を顧客に提供。これにより、お客様の利便性を高め、ブランドへの信頼性を強化しています。
顧客の声の業務への反映: お客様からの口コミデータを分析し、店舗のサービス改善や従業員のモチベーション向上に活用。オンラインでの注文比率を高めることで、店舗のオペレーション効率化にも繋げています。
インタビュー記事:情報最適化と口コミ分析が成し遂げたシン・デジタルマーケティング
4. 市場トレンド分析と戦略立案へのデータ活用
ウェブサイトの顧客行動データや市場トレンドを詳細に分析する「Similarweb」も活用し、競合動向の把握や新たな戦略立案に繋げています。
当社は、このデータ活用への取り組みが評価され、2025年9月にSimilarweb社主催の「Similarweb Customer Awards 2025」において「Best Use Case Award(ベストユースケース賞)」を受賞いたしました。これは、ウェブサイトの顧客行動データや市場トレンドを詳細に分析し、競合動向の把握、新たなマーケティング戦略の立案、及び新商品開発に繋げた当社の画期的なデータ活用事例が、導入事例記事として公開され、その具体的なビジネス成果と先進的な取り組みが多くの企業から高い関心を集め、最も閲覧されたことで評価されたものです。
今後も、このような高度なデータ分析と活用を通じて、お客様への価値提供と事業成長を一層加速させてまいります。
受賞に関するプレスリリース:Similarweb、カスタマーフォーラムにて「Similarweb Customer Awards 2025」受賞企業を発表
当社のSimilarweb活用事例に関するインタビュー記事:【日本ピザハット株式会社】相対的に競合との現状を把握し、事業に活かす。| Similarweb
日本ピザハットは、これらの多岐にわたるデータ活用を通じて、お客様への最適な体験提供、従業員の業務効率化、そして迅速な意思決定を実現しています。デジタルの施策にゴールはありません。私たちはこれからも、データの力を最大限に引き出し、お客様と社会に貢献してまいります。
ロードマップ
- DX推進委員会の設置
- DX人材の育成
- PHJ社内業務の棚卸しおよびヒアリング
- 現在対応中のDX化案件を継続して進める
- SaaS、生成AIを活用した業務効率、生産性の改善
- DX担当者の教育 ITスキルの向上・可視化
- 顧客データの分析による付加価値の高いサービスの提供
- DX担当者の教育 ITに精通した人材を中心に据え、
- 組織全体で課題解決に取り組む仕組みを構築する
DX推進の達成状況を計る指標
当社はDX推進の成果を客観的に評価し、継続的な改善を図るため、以下の指標を設定し、2027年度までの達成を目指してまいります。
オペレーション効率化と
生産性向上
AI売上予測・自動発注・自動シフト作成ツールの導入により、店舗におけるバックオフィス作業時間を年間63,000時間削減します。
顧客体験価値の向上と
満足度向上
ドライバートラッカーの導入により、顧客への配達時間予測精度を向上させ、顧客レビューにおける満足度を現状から5ポイント以上改善します。
本部業務の効率化と
経営スピードの向上
社内システムを刷新し、間接業務を大幅削減。全社的なデータ活用を推進し、データに基づいた迅速な意思決定により、持続的な成長と競争力強化を実現します。
DX推進を担う
デジタル人材の育成と強化
本部各部門において、DX推進プロジェクトを主導できるキーパーソンとしてのデジタル人材を各1名以上育成・配置します。
